栗っ子が紡いだあの日々

194.この「もう一度」一人一人の誇りでありクラスの誇り

6年生になってすぐに、「今年も蚕を飼いたい」という話が出ました。話し合いの中で皆が同じ思いであることを知り、嬉しく思ったことを覚えています。ご家族の中には、「また蚕……」と正直思われた方もいらっしゃったと思います。 しかし、この「もう一度」...
栗っ子が紡いだあの日々

193.今年も蚕の「命」を…

もうすぐ冷凍庫に入れなければならないということはわかっていたけど、やっぱり殺すのはいやだ。でも、そのことからいろいろと広がっていくのならきっと蚕もうれしいと思う。 私は昨年、繭を家の冷凍庫に入れた。お姉ちゃんが「殺しちゃうなんてひどい」と言...
栗っ子が紡いだあの日々

192.あの生糸は わたしの大切な宝物に

繭をどうするか話し合ったとき、あなた方は小さな蚕の命の重さを十分わかっていました。     冷凍庫に入れるとき、繭の中に眠っている蚕への深い愛情をもっていました。 あなた方は蚕を可愛がり、一生懸命育ててきたという自覚がありました。もちろん養...
栗っ子が紡いだあの日々

191.あの頃のことを思い出す詩

命って何?           有 李命って何?それは生き物にとって一番大切なもの命って一つの生き物にただ一つだけのものだけど世の中にはその一つの命をと中で終わらせることがある蚕にとっては二つの道のどちらかを選ばれることになるのだその道を選...
栗っ子が紡いだあの日々

190.あなた方にはやらなければならないことが…

教室の繭は、前年と同様に群馬の碓氷製糸農協にお願いして糸にしていただくという考えでまとまりました。そして、今年は繭を送るのではなく、夏休みに入ったら自分たちで碓氷製糸農協に直接持っていくという人たちがいました。5年生の時も、優人さん、一磨さ...
栗っ子が紡いだあの日々

189.ナレーションはまさにあなた方の心の動きが感じられる「詩」

繭をどうするか話し合う前に映像を見た際、あなた方はこの映像を視ながらナレーションをつけることにしました。このナレーションは、映像だけでなく、これまで育ててきた中で感じたことや観てきた事実、一人一人の思いも反映されたものでした。ナレーションは...
栗っ子が紡いだあの日々

188.今思うと本当に貴重な時間であり幸せなことだったと…                    

あなた方に「まぶし」に移された蚕は、繭をつくるための自分の部屋を一生懸命探していました。気に入った部屋が見つかると、頭を動かし、糸を掃いて足場づくりが始まります。そして、少しずつ少しずつ自分の姿を消していきました。前年はこの姿に感激し、驚い...
栗っ子が紡いだあの日々

187.繭の中に身を隠す時が再びやってきました。

5齢を迎えた蚕が食べる桑の葉の量は、養蚕農家では1日にトラック1杯分だったというように、大変なものです。この1,2週間は、あなた方はもちろんのこと、家族の協力もあり、教室には大量の桑の葉が届けられていました。教室では、黒川で昔、実際に養蚕で...
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186.「実現させるために行動をおこす」姿勢

6月12日の放課後、職員室のわたしの机の上に、有名な碓氷峠の横川の鉄道が絹糸で織られている葉書が一通届いていました。「6年2組宛」の手紙で、碓氷製糸農協の茂木組合長さんからの葉書でした。  蚕が誕生した後、6年生のこの年も蚕を育て始めたこと...
栗っ子が紡いだあの日々

185.家族の協力

6年生の時は、前年の4倍近くの蚕を育てていましたので、一日に食べる桑の葉の量も驚くほど多く、あなた方は桑の葉を採ることに一生懸命取り組んでいました。土日もたくさんの桑の葉や実を学校に運んでくれましたが、そこにはあなた方の家族の協力がありまし...