栗っ子が紡いだあの日々

81.黒川の「蚕影山和讃」への関心も…

9月に入り、神奈川新聞のかわさき版に、「シルクよもやま話~蚕と絹の民族~」というテーマの講座が十回にわたり川崎市教育文化会館で行なわれることが掲載されていました。そのテーマの一つに「川崎の養蚕信仰」があり、栗木台小学校の副読本「くりきだい」...
栗っ子が紡いだあの日々

80.あなた方ならきっとそういう日を迎えるだろう…と

小板橋さんから届いた手紙に書かれていた中にあった 「蚕さんに桑の葉を与え、愛情をそそいで育てていくと、蚕さんは人間に繭というすばらしいプレゼントをしてくれます。その繭からは最高の繊維であるシルクのもとである生糸が出来るのですから、なんてすば...
栗っ子が紡いだあの日々

79.お手紙を今読み返してみると…

封を開けると、中には5年2組の子どもたち宛ての手紙が入っていました。夏休み中に製糸工場を訪ねた5人がお届けしたクラス全員の手紙への温かいお返事でした。 書いてくださったのは、訪れた5人とわたしを懇切丁寧に案内してくださった小板橋さんでした。...
栗っ子が紡いだあの日々

78.魅力があっても「継続」するためには

人との関わりをより豊かなものにするためには、取り組んでいる活動が、学級にとって、あなた方一人ひとりにとって、楽しく魅力のあるものであることが大事でした。しかし、魅力のあるものに出会っても、その魅力は少しずつ飽きていき、薄らいでいくものです。...
栗っ子が紡いだあの日々

77.要因として決して小さくはなかったと…

「蚕」を通した活動のすべてが、5年2組の学級文化として根づき始めていたころの自分と、5年生になる前の自分とは、もしかしたら少し違うかな…と感じる人も少なくないのではないでしょうか。 もし、「そうかもしれない…」と思う人がいたら、何が違うのか...
栗っ子が紡いだあの日々

76.多くの人々との関わりを通して学んでいくことは大事なこと

蚕を育てて生糸を手にすることは、あなた方にとって目標ではありましたが、決して目的ではありませんでした。あなた方は「蚕」を育てることであったり、そのことに関して調べたり、桑の葉を集めたり、世話をしたりすることで、過程を大切に人との関わりを大切...
栗っ子が紡いだあの日々

75.これまでも、これからも… 

製糸工場を見学したのはわたしも初めてのことでした。この計画を立てて実行に移した5人の探究心、そして冒険心によって、わくわくする充実した時間を共有させてもらうことができました。この日のことは、今でも鮮明に覚えています。 すべての始まりは、相模...
栗っ子が紡いだあの日々

74.見学、調査、取材と緊張の時間

一通りの見学を終えると、優人さん、一磨さん、拓哉さん、玄太さん、英貴さんの5人は応接室で養蚕のことや製糸のことなどについて質問を重ねました。そして、上毛新聞社からの取材も受けました。朝早く川崎を出発し、5年生の子どもにとってはかなりの長旅に...
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73.「みんなの繭は質もよかったよ」

松井田町に無事に到着した5人と碓井製糸農協に向かいました。茂木組合長さんをはじめ農協の方々が温かく迎えてくださり、製糸工場内を案内していただきました。 関東一円の養蚕農家や農協から出荷されてきた大量の繭がベルトコンベアーで運ばれるところから...
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72.「西松井田駅」に着いた時の誇らしげな表情

あの頃は今のように小学生が携帯電話を持っていることはほとんどありませんでした。5人は、何かあれば公衆電話から私の携帯電話に連絡を入れるということになっていましたが、私の方から5人と連絡を取ることはできませんでした。それでも、1学期の間のあな...