栗っ子が紡いだあの日々

5.誰もが主役になれるだけでなく 誰もが脇役にもなれるクラスを…

始業式の日、わたしは学級通信「全力投球」の第1球を発行しました。教師であれば新学期に誰もが思うことだと思いますが、あなた方のクラスの担任として、あの時どんな気持ちでいたのかを振り返りたいと思います。 5年生へのご進級おめでとうございます。 ...
栗っ子が紡いだあの日々

4. 懐かしさとともに ステキな自分に出会えるかも

あの2年間、一つ一つの取り組みや学校生活において「過程」を大切にする中で、その時々の自分の思いや考えをはじめ、書きたいものがあった時、感動体験があった時、自分の言葉で書き残す時間を私は大切にしていました。「過程」を事実の記録としてだけではな...
栗っ子が紡いだあの日々

3.始業式の日の気もち…

「クラス発表」、そして「担任発表」。子どもにとって、級友と担任、これは学校生活において実に大きな影響力をもちます。当時の自分自身がどんな気もちになっていたのかを覚えている人は少ないかもしれませんが、不安を覚えた人は少なくなかったと思います。...
栗っ子が紡いだあの日々

2.出会い

「・・・・・・・・・・(シーン)」 体育館に並んでいる5年2組の前に立った時のあなた方の戸惑っているような表情というかしぐさは、今でも鮮明に覚えています。周りでは拍手や悲鳴のような声で騒がしくなっている中、5年2組の列だけは「・・・・・・」...
栗っ子が紡いだあの日々

1.緊張の一瞬

平成12(2000)年4月5日水曜日、私が栗木台小学校に異動し、あなた方と初めて出会った新学期のスタートの日は雨でした。「着任式」と「始業式」のある特別な一日でしたが、この日のあなた方の、もしかしたらご家族も、一番の関心事は「担任の発表」だ...
栗っ子が紡いだあの日々

●『栗っ子が紡いだあの日々』を連載させていただくにあたり 「はじめに」

栗っ子だった皆さん、そしてご家族の皆様へ この「はじめに」には、今回の連載を始めさせていただくにあたり、そのきっかけやわたしの思いを書いています。そのため、文章が長くなっていますが、これから始まる連載は、3~5分程で読めるものになります。 ...