関心を持って主体的に動き始めたとき、その活動は子どもたちの思いや願い、行動力によって進められていきます。そして、その活動が子どもたちの学校生活に根づいたものになれば、その活動の中からさまざまな活動に発展したり、活動を通して友だちとの関わりが深まったりしていきます。あなた方がそうでした。
植物でも、動物でも、生きものを育てるには責任が伴います。そして、長い「過程」があります。その過程の中にこそ、子どもたちの感性にふれる出会いや出来事がたくさん出てくるものです。
しかし、時間には限りがあります。学校では、その学年によってやらなければならないことがたくさんあります。どれも平均的にやろうとすれば、できる範囲でやっていくことも必要ですし、それも大切なことです。限界を受け入れて、「ここまで…」とすることの方が実際には多いのかもしれません。それが現実です。でも、その中で強弱というか、力を入れて膨らませる部分と最低限で終える部分があっても良いと思います。カットすることはできませんが、クラスの実態や子どもたちの興味関心によっては必要なことだとも思っています。
あの2年間は、ちょっと偏りすぎていたかもしれませんが……。
つづく…
15.時間には限りがあります… その中で…
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