桑の葉を食べる音が、静かな雨音のように教室に響いていました。この心地よい音が絶えることはありませんでした。蚕はひたすら桑の葉を食べ続けていました。
あなた方は豊かな感性でこの音を感じとっていたことが、あの時に表現した詩から伝わってきます。
蚕の気持ち
芽
バッサ バッサ バッサ
おい、いきなりふらせるな
げど まっいいか
2はく3日の自然教室から
ご主人様たちが帰ってきたんだもん!
うれしいね!
ひさしぶりに
ご主人様の手からくわの葉がもらえて
とっても
とー っても
嬉しい気持ち
ウキウキうかれているみたいな気持ち
やっぱり
ご主人様からもらうくわの葉は
ひと味ちがうね!
大人気
利映
カサ カサ カサ
シュリ シュリ シュリ
教室の中は
コンサート会場
クワの葉が
蚕と一緒におどってる
カサ カサ カサ
シュリ シュリ シュリ
人間たちに
大人気
グルメ蚕
直紀
バリバリバリバリ
「うまいぜ」
バリバリバリバリ
「このカリッとしたパリパリ感と
パサッとした味がいい」
バリバリバサバソ
「このうまさは世界一だね」
バリバリバサバソ
「この葉は育っている」
バソバソポリポリ
「木の葉はまだ成していないね」
ガリガリポリポリ
「木の葉は成しすぎだ」
ゴックン
「もっとうまいのもってこい」
バリバリポリポリ
「いきがいいねー うーんうまい」
静かな雨音のように教室に響いていた音は、日に日に小さくなっていきました…。
いよいよ…という段階にきている蚕が…。
つづく…
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