89.終わりではなく始まり…         

 10月3日の放課後、桑について探究していた紋加さん、彩華さん、佳祐(富)さん、未紗子さん、洋樹さんとともに芽さん、賢太朗さんも加わり、7人は桑の葉を染料に草木染めを行うために家庭科室に向かいました。染めるための布も自分たちで用意してありました。                        

この時の体験は、自分たちの探究してきたことや準備してきたことを実践するだけではありませんでした。この草木染めをクラスみんなで体験したいと考えていたので、全工程を自分たちで体験し、一人ひとりがリーダーとなってグループに入り、皆に説明しながら活動できるようになりたいと計画していました。一つひとつの工程での写真を撮ったり、気をつけることを確認し合ったり、メモをとったりしながら活動を進めること約2時間半…。                      

 絞り染めをした布の絞り部分をとり、ゆっくりと水で洗い流すと、布には桑の葉の染料で染まった部分だけがしっかりと残っていました。その布を広げたときの嬉しそうな表情は今でも覚えています。満面の笑みというよりも、染め上がった布に目を奪われているといった感じでした。時間をかけて調べてここに至った確かな過程があり、目的のある豊かな体験がもたらした表情だったのだと思います。                        
 すてきな桑の葉の染液で染まったタオルやハンカチが7人の手に…。色も香りも、自然の持つ美                 しさや素朴さ、そして、不思議さを実感できる体験でした。           

 でも、これで終わりではありません。あなた方にとっては始まりでもありました。
                                       つづき…

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