115.茂木組合長さんから職員室に電話が

 10月の中ごろ、「シルク製品」を探究しているグループの人たちは、碓氷製糸農協から実験用にシルクのタオルなどを送っていただいていました。実験に使ったタオルでしたが、汚れているわけできなかったので、草木染め体験の中で、このグループの人たちはこの布も染めていました。もちろん、碓井製糸農協にプレゼントするためでした。
 まさか送り届けた布が、桑の葉できれいに染められて戻ってくるとは思ってもいなかったと思います。さぞかし驚かれたことでしょう…。そして、喜ばれたことでしょう。

 11月16日の放課後、茂木組合長さんから職員室に電話がありました。
 あなた方は学習発表会の後、あの日のことを茂木さんに伝える手紙を書いて送っていました。
 感動的なクライマックスで全員が手にしていた生糸は、茂木組合長さんが、あなた方の蚕から糸をとることを快く引き受けてくださり、碓氷製糸工場で製糸されたもの。あの創作劇を創りあげていくあなた方の心を一つにしてくれていたのは、あの生糸だったと私は思っています。

 あなた方の手紙と一緒に、学校で撮影されたビデオも一緒に送っていました。あの時のあなた方の正直な気もちは、「舞台での表現を実際に観てほしい」というものだったと思います。誰もがそれを願っていたと思います。
 私は、せめてビデオででも観ていただきたいと思い、送らせていただいていました。茂木組合長さんからの電話は、そのビデオを農協の皆さんで視ていただいた後、すぐにかけてくださったものでした。

                                      つづく…

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