栗っ子が紡いだあの日々

52.家で育てていた蚕も…

教室では、毎日〝蚕の繭づくり〟が繰り返されていました。まぶしに蚕を移すと、習性から上へ上へと登っていく蚕。繭をつくるために、気にいった?自分の部屋を見つけると、その部屋に入っていつのまにか糸をはきながら足場をつくり始めていました。そこから、...
栗っ子が紡いだあの日々

51.繭づくりが始まったということは…

黒川の清水さんから自分たちで手に入れた本物の「まぶし」の部屋で蚕が次々と繭をつくり、部屋がうまっていく様子は何とも言えませんでした。あの頃、「まぶしマンション」という言葉も生まれました。 あの「まぶし」は、あなた方が卒業した後も後輩たちが大...
栗っ子が紡いだあの日々

50.「繭」づくりを一日中生中継で

蚕はまぶしの中に自分の部屋を決めると、その部屋の中だけで動くので、一生懸命に繭をつくっていく様子をじっくりと観ることができました。朝の8時頃からビデオカメラを設置し、あなた方が下校する14時頃まで、クラスのテレビ局係の賢太朗さんが中心となっ...
栗っ子が紡いだあの日々

49.算数や国語どころではありません

6月28日は、蚕が誕生した5月16日と同じように、朝から一日「蚕の日」となりました。 前日の放課後、桑の葉を食べるのをやめた蚕を、あなた方は、教室の壁に立て掛けた「まぶし」の下の方に放してあげていました。そして、28日の朝、教室に行くと、そ...
栗っ子が紡いだあの日々

48.静かな雨音のように

桑の葉を食べる音が、静かな雨音のように教室に響いていました。この心地よい音が絶えることはありませんでした。蚕はひたすら桑の葉を食べ続けていました。 あなた方は豊かな感性でこの音を感じとっていたことが、あの時に表現した詩から伝わってきます。蚕...
栗っ子が紡いだあの日々

47.特別な日であっても…

自然教室からの帰りのバスでも、再びその場所を確認し、その後の「蚕」の大切な食料補給の一木となっていきました。八ヶ岳にいる時も、 「蚕はどれくらい大きくなっているかなぁ…。」 「これ、クワの木じゃない?」という声を何度も聞いていました。 あな...
栗っ子が紡いだあの日々

46.こんな特別な日であっても…

自然教室当日の朝を迎えました。 大きなリュックサックを背負って学校に集まってきた何人かの手に、桑の葉の入った袋や包んでいる新聞が握られていました。自然教室は宿泊を伴う特別な行事です。この日に向けて進めてきた準備の中で大いに盛り上がってきてい...
栗っ子が紡いだあの日々

45.「自然教室」の間はどうする?

6年生は快く引き受けてくれました。しかし、桑の葉のあげ方や注意事項など、あなた方に詳しく教えてもらった6年生の人たちは、あなた方の真剣さに、その後、私の所に来て、「自分たちでだいじょうぶかな…」と心配そうな表情をしていました。 わたしからも...
栗っ子が紡いだあの日々

44.「自然教室」に行っている間は…

「自然教室」の間の蚕の世話について話し合いました。八ヶ岳に連れていこうという案には、気温が低くて心配だという意見も…。実際に連れて行くことは不可能だったと思います。誰かの家に預けたらどうかという案も出ました。しかしそれも…。 いくつか出た案...
栗っ子が紡いだあの日々

43.雨でも桑の葉が…

成長した蚕にはたくさんの桑の葉が必要でした。しかし、この頃は雨が続き、なかなか桑の葉を摘みに行くことができず、あなた方の心配事になっていました。雨が降りそうな時は、前日の夕方に摘んでおくことにしましたが、長持ちはせず、翌朝の分としてあげるの...