「先生!」
5月25日の夕方のことでした。興奮気味に大きな声をあげながら、図工室で作業していたわたしの所に向かって廊下を走ってくる人たちがいました。時間は17時ごろだったと思います。夕方の静かな校舎の中に、いるはずのない子どもの大きな声が近づいてきました。声だけでなく、走ってくる足音からもただ事ではない雰囲気でした。
なんだろう?と思って図工室から廊下に出てみると、優人さんと玄太さんでした。背中に背負ったナップサックから、棒のようなものが突き出ていて、私を見つけるなり、それを一つ手に取りながら、
「先生!まぶし!」
「黒川で探してきた!」
と…。同時に2人が興奮気味に話すので、最初は何が何だかわかりませんでした。
2人は職員玄関から入って職員室に行くと、「中島先生は図工室にいるよ。」と教えてもらい、一目散にこちらに向かってきたようでした。
この日、主体的な行動からまた1つ、地元黒川でかつて使われていたとても貴重な道具が教室に…。この日の行動は、いつ、どこで計画されていたのでしょうか…。
つづく…
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