37.「まぶし」を手にした日の日記から

 ぼくは今日、回転まぶしを見た。感しょくは、ダンボールやあつ紙みたいな感しょくだった。木の板みたいだと思ったけど、ダンボールみたいだった。かいこが入るところだから大きいと思ったら小さかった。回転というから、くるくる回るのかと思ったら回らなかった。ぼくはその時、ほんとうに回転するのだろうかと思った。回転するのか不安だった。
 回転まぶしの中には、昔のかいこが糸をはいたときの残りの糸があった。さわってみたらすべすべしていて、その触った指が、まだすべすべしている。 佳祐(比)

 ぼくのイメージとぜんぜん違う「回転まぶし」。 思ったよりぼろい「回転まぶし」。でも、そのぼろさに人の思いが伝わってくる。大切につかおう。 純平

 私は、実さいに『回転まぶし』を見たりさわったりしてみて、全然予想していたものとちがうなぁと思いました。私の予想は、『水車のようなもの』というイメージがあったけど、見てみたら、「私でも作れそうだなぁ」と思いました。
 これから、私たちのあとに使う人たちのためにも、蚕の資料をたくさん残したいです。
 『回転まぶし』ってすごい。 有花

                                       つづく…

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