一通りの見学を終えると、優人さん、一磨さん、拓哉さん、玄太さん、英貴さんの5人は応接室で養蚕のことや製糸のことなどについて質問を重ねました。そして、上毛新聞社からの取材も受けました。朝早く川崎を出発し、5年生の子どもにとってはかなりの長旅によって農協に到着し、休む間もなく、見学、調査、取材と緊張の時間が続きました。
普段からは想像がつかないほど静かに行動していた5人でしたが、お昼の時間になり、その緊張から解放されると、その後は事務所の中を自由に動き回って?楽しんでいました。ちょっと前までの5人とは思えない…、「本来の5人の姿」となり、事務所にいらした方々が、「とても素直で元気な子どもたちですね。」と、無邪気な子どもたちの姿に微笑んでいました。
日本全国に400近くあった製糸工場も、この時には8カ所しかなく、関東一円の繭がここに入ってくるということでした。その一つで5年2組の繭も糸にしてもらうことができ、その工場を5人が見学できたことは、クラスにとっても貴重な出来事でした。全国の製糸工場はあれからさらに減少し、2020年の時点で碓氷製糸工場ともう1カ所の2カ所のみとなっていました。
5人が代表して、あなた方が書いた手紙をお渡しすると、茂木さんは、「総勢70人の従業員の前で朝会の時に読みます」と話してくださいました。自分たちの育てた蚕の命からもらった生糸を手にしたあの時のあなた方の気もちは、製糸工場の皆さんの心にきっと届いたはずです。
取材を受けた5人は、7月27日の上毛新聞朝刊の13面に写真入りで大きく取り上げられていました。
つづく…
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