211.『蚕の命は宝物』に決定!

 創作劇は、あなた方がその時々に書いてきた作文や日記を合わせて「語り」の部分をつくり、その中に、これまで書き残してきた詩や作文等の朗読が入っていくというものでした。どの文章も新たに考えたものではなく、蚕と過ごした日々の中で書き綴ってきたものでした。
 あなた方の感性を育んできた体験や出来事を感じたままに表現してきた「ことば」や「文章」を発表することは、自分たちの取り組んできた長い時間の活動をあらためてふり返る貴重な時間になることも、わたしは期待していました。

 前年の『5年2組蚕日記』に続き、あなた方が話し合って決めたこの年の創作劇のタイトルは『蚕の命は宝物』でした。さらにサブタイトルもつけました。時間をかけて話し合ってきた結果、あなた方が考えたのは「新たなる感動をここに」でした。「かなり大げさ?!かなぁ」とみんなで笑いましたが、自分たちで創りあげている中でそう思って出てきたものであり、タイトルもサブタイトルも、あなた方にとっては自然なものだったのだと思います。

 学習発表会で表現する場面は、一生懸命育ててきた蚕が繭になった後、冷凍庫に入れてしまうところでした。5年生の時は、誕生から繭づくりまでを表現しましたが、6年生では、繭から糸をとるために、蚕の命を絶たなければならない自分たちの思いや願いを、その時々に書き残していた詩や作文で表現することになりました。 
 前年の続きのようで続きでない、新たなものをあなた方は楽しみながら創りあげていました。
                                   

                                        つづく…

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