43.雨でも桑の葉が…

 成長した蚕にはたくさんの桑の葉が必要でした。しかし、この頃は雨が続き、なかなか桑の葉を摘みに行くことができず、あなた方の心配事になっていました。雨が降りそうな時は、前日の夕方に摘んでおくことにしましたが、長持ちはせず、翌朝の分としてあげるのが精一杯でした。雨が続くと、子どもであったあなた方にとって、桑の葉を教室に持ってくることは大変なことでした。

 そんな中、未紗子さんが雨の日にも蚕の葉を教室に運び続けてくれていました。こうやって、誰かしらが動いて、一つ一つの問題を打開しながらあなた方は2年間を過ごしていました。雨の日だけでなく、休みの日にも一磨さんや利映さん、康平さんが桑の葉を持ってきてくれていました。土曜日は「遊びの広場」もあって、卓磨さんや玄太さんが蚕の桑の葉をあげに来てくれていました。
 そんな自分を覚えているでしょうか…。

2泊3日の宿泊行事「八ヶ岳自然教室」も近づいていました。この3日間、「蚕」の世話をどうしようか…、あなた方は考え始めていました。
                                      つづく…

コメント