133.回送列車通過の3分後…。手を振ること3回目、ついに!

 あなた方の登校も早かったです。まずは4階教室前のベランダに横断幕を設置しました。小田急線から見えるようにと取り付けた横断幕には、ポスターカラーでくっきりと「ようこそ!茂手さん」と書かれていました。1時間目が終わる頃、茂木さんから、職員室の電話に「新宿に着きました」という連絡が入り準備を急ぎました。
 体育館で創作劇の発表の準備をしていると、栗平・黒川間を通る小田急多摩線の列車に乗っているという情報が入りました。すぐにみんなで教室に戻り、ベランダに出ました。栗平駅を出る電車が見えると、茂木さんが乗っているかはわかりませんでしたが、みんなで大きく手を振り続けました。とんびいけ球場の辺りを通過する頃、「先生、あの電車は誰も乗っていないよ。」というので、目を細くしてよく見てみると、確かに人影がありませんでした…。その列車は“回送”だったのです。みんなで大笑いしながら、「予行練習だよ」と言って次の電車を待ちました。実は、この前にも予行練習がありました。一磨さんのお母さんが電車の中から横断幕をビデオに撮ってくださるとお聞きし、その電車がわかったので、ベランダからみんなで手を振っていました…。
 回送列車通過の3分後…。手を振ること3回目、ついに!
つづく…

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