「先生、先ほど繭が届きました。早速見せてもらいました。子どもたちからいただいた手紙も読んで、自分たちで一生懸命取り組んできた様子がとてもよくわかり、すぐに糸にして子どもたちに送り返してあげたいです。」
受話器の向こうにいらっしゃる優しい声の茂木さんのお言葉を聞き、感謝の気もちとともに、このことを今すぐにでもあなた方に伝えたいという思いでいっぱいになりました。
あなた方が送った箱の中には、繭と一緒に自分たちでこれまでどう取り組んできて、どのようにしていただきたいのかを書いた手紙、それと、蚕に関する取り組みのことが書かれたこれまでの学級通信も入っていました。
わたしは、あなた方がこの時まで取り組んできた「過程」を知っていただくことで、碓氷製糸農業協同組合の方々や茂木さんとの関わりがより一層深いものになっていくのではないだろうかと考えていました。わたしが良いように勝手に受け止めていたのかもしれませんが、先日の茂木さんの電話での様子からも〝子どもたちの活動の様子をもっと知りたい〟〝今後の活動も支援しますよ〟という気もちを強く感じました。おこがましい言い方になりますが、茂木さんの温かい心に、あなた方がスイッチを入れたように感じました。
小学生の子どもたちの活動が発展していくためには、子どもたち自身の興味関心をはじめ探究心が必要になってきますが、それを継続させていくためには活動そのものが特別なものとしてではなく、日常化し、学級の文化として根づき、本物に出会ったり、自分たちから多くの人たちとの関わりを持ったりすることが大切になってきます。
茂木さんには、関わりをもとうとしているあなた方がどんな「過程」を歩んできているのか、どうして関わりをもとうとしているのか、担任のわたしがあなた方の活動をどのように思い、感じ、評価し、どのように進めていきたいのかを理解していただくために、学級通信を読んでいただくことが何よりも一番伝わりやすい方法だと思い、繭と一緒に送らせていただきました。
つづく…
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