生糸を手にした感動を味わったのは夏休みに入る直前のことでしたが、この頃、夏の自由研究で、碓氷製糸農協を訪ねる計画を立てている人たちがいました。群馬県なので遠いとは思いましたが、ご家庭の理解を得られるならば、ぜひとも実現させて、自分自身の目で、自分たちの繭が糸になった工場を見学し、様々な情報を持って帰ってきて欲しいと思っていました。
子どもたちはそれぞれ各家庭で「群馬の碓氷製糸農協に行きたい」とそお父さんやお母さんに話し、了解を得てきました。5年生の子どもたちの行動としては簡単に理解を得られることではなかったと思います。しかし、これまでのあなた方の確かな過程があり、その活動を認め、応援してくださっていたからこそ、了解を得られたのだと思います。
夏休みに入ってから1週間ほどがたった7月26日、優人さん、一磨さん、拓哉さん、玄太さん、英貴さんの5人が群馬県の碓氷製糸農協を訪ねました。5年2組一人ひとりが書いたお礼の手紙を代表して持っていく役割も担っていましたが、一番の目的は、自分たちの自由研究として、手にした生糸が、繭からどうやってできたのかを見学して調べることでした。
行き方を調べた5人は、東京駅から新幹線に乗り、高崎で信越本線に乗り換えて碓井郡松井田町まで行くという計画を立て、自分たちの力だけで実行しました。5年生の子どもたちにとっては大冒険です。
わたし自身も一度見学しておきたいと思っていましたので、5人とは別に、自家用車で同じ日に碓氷製糸農協を訪ねました。5人よりも早く現地に着き、10時半ころ、私は、西松井田の駅で5人の到着を待ちました。
つづく…
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