235.7時に純平さんと金室さんが窯に火入れ

 金室さんの作業場となっていた倉庫から炭焼きに必要なものリヤカーにを乗せて、みんなで炭焼き場に向かいました。窯に火を入れる予定は7時。少し時間があったので、火を入れる前に、暖をとるためのたき火を始めました。
 窯の中にぎっしりとつめこんであった竹は、前もって黒川野外活動センターからいただいて、休み時間にみんなで切ったり、なたで割ったりしたものでした。

 予定の7時になると、純平さんと金室さんが窯に火を入れました。炭焼きが地道な作業だということをあなた方は既にこれまでの経験からわかっていましたが、この日の作業は、火入れから30分ごとに煙の温度を計りながらおよそ11時間30分焼き続けたのですから、本当に根気のいる作業でした。
 炭を焼いているときは、実際に関われるのは数人でしたので交替して行なっていましたが、たき火にあたったり、炊き火のところで焼きいもをしたり、その隣でお餅を焼いたり、いろいろと楽しみながらの炭焼きは、思い出深い一日にもなりました。

 昼には炭焼きの隣で大鍋2つ分のみそ煮込みうどんをつくりました。さらには「金室先生の〝竹細工教室〟」も開催され、みそ煮込みうどんを食べるためのお箸を、炭焼きしている竹と同じ竹でつくるという貴重な体験もできました。覚えているでしょうか…。
 なたを使って竹を箸の太さほどに細く割り、そこから小刀で削っていったのですが、思っていた以上にあなた方は器用に作業をすすめていました。夢中になって削っていましたが、夢中になってより良いものへと凝れば凝るほど、最終的には削りすぎて随分と短くて細い、先がつまようじのような箸になってしまった人もいて大笑いしていました。全員が自分の箸を竹から手づくりし、どのお箸も金室さんの「OK」をいただき、喜びと満足そうな笑顔を浮かべてみそ煮込みうどんを頬張っていました。
 絶対に「OK」が出るはずなのに、子どもって可愛いですね…。
 あの時の竹箸を大事そうに持って帰っていましたが、まだ持っている人はいるでしょうか…。                        
                                       つづく…

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