240.すてきな子どもたちが川崎の栗木台小学校にいることを…  

 3月3日の舞台を多くの方々に観ていただきたいとあなた方は動き出していました。そしてあなた方の家族の方々も積極的に声をかけてくださっていました。  
 小学生の劇ではありましたが、長い学習過程を経て創りあげられる集大成がどのようなものなのか…、あなた方と「蚕」との出会いが、あなた方の心をどのように育み、成長させてくれたのか…、言葉ではなく、表現から真っ直ぐに伝わる劇であり、わたしはあなた方の表現を一人でも多くの方々に観ていただいて、感じていただいて、川崎の栗木台小学校にはこんな素敵な子どもたちがいることを知ってほしいと思っていました。  
 何よりも保護者をはじめ家族の方々には、卒業をひかえた我が子の成長した姿、6年間小学校で身につけたものを、この創作劇の表現の中に見ていただきたいと思っていました。そして、卒業式とはまた違った感動をあなた方の姿に見ていただけると確信していました。

 碓氷製糸農協の茂木組合長さんにも、あなた方は手紙を書いて送っていました。手紙を書いたときにはまだ日時も決まっていませんでしたので、「観に来てください」ではなく、自分たちが「茂木さんに観ていただきたい」という思いを書いて送っていました。  
 1年前の12月8日に茂木さんにお会いした時、そして6年生になった際に抱いていた夢は、「群馬の松井田にみんなで行って演じたい」というものでした。現実的には難しいと思っていた人もいたと思います。でも、誰一人として、「無理だよ」ということを最後まで口にはしませんでした。たとえそれが無理でも、そういう思いや願いを最後まで心に抱き続けていたあなたがたですから、3月3日は、「蚕」との出会いから始まった2年間のすべての思いを込めて表現してほしいと心から願っていました。                             
                                        つづく…

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