152.「黒川シルクロードの旅」 黒川~長津田間を完歩! ⑤

 ひと昔前、長津田周辺一帯は都筑郡と呼ばれ、黒川や栗木をはじめとする養蚕農家の方々が倉庫に繭を運んでいました。現存する1階建ての倉庫は当時のままでかなり古いものでしたが、貴重な建物でした。あの数年後に取り壊されてしまったので今はもう存在しません。あなた方はあの時、貴重な建物を目ざして歩き、実際に目にすることができたのです。                                                     

 倉庫を外から見学し、リーダー7名の指示によ、数人ずつのグループに分かれ、乾繭倉庫周辺での聞き取り調査に入りました。周辺のお店をはじめ、家を訪ねると、皆さんはとても熱心にあなた方の調査活動に協力してくださいました。倉庫に運ばれていたころの様子を詳しく話してくださる方や、貴重な資料を提供してくださる方、短い時間の聞き取り調査でありながら、中身の濃い、充実感のある調査活動をあなた方は経験することができたと思います。

 「黒川シルクロード」を7時間ほどかけて完歩した帰りは、予定通り柿生行きのバスに乗りました。来た道とほぼ同じコースを走るバスに乗ると、約30分で柿生駅に着きました。バスの中ではみな静かでした。座っている人たちは眠っていましたし、立ちながら、目がうつらうつらしている人もいました。目的がなければ、決して歩くことがない黒川と長津田を結ぶ道です。長い道のりで疲れもあったと思いますが、「完歩」した時、大人のわたしも、とても充実したやり遂げた気もちになっていました。ましてや探究しているあなた方にとっては、やり遂げた充実感はとても大きなものだったと思います。                                                                        

                                       つづく…

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