203.あの頃の活動を思い出すと 必ず金室さんのことを思い浮かべることが…

 夏休みが終わり9月に入ると、桑炭隊の人たちが「ドラム缶で作る炭焼き釜」の載っている本を持って用務の金室さんの所に相談に行きました。すると、その願いを受けとめてくださった金室さんの魔法の手によって、その翌日には「ワックス缶でつくられた煙突つきの炭焼き窯」がほぼ形になっていました。
 木や紙ではないため、切ったり細工するのは難しく、その部分の作業は金室さんが進めてくださるということになっていましたが、わずか1日で自分たちの思い描いていたものに近づいていました。あなた方は喜ぶというよりも、金室さんの魔法の手を目の当たりにし、驚きの方が大きかった様子で、「うわぁー」と声を上げると、次のことばが出てこない様子でした。

 5年生の時も、そして、この年も、さらにはあなた方が卒業した後も、蚕の取り組みはもちろんのこと、秘密の「BABA計画」をはじめ様々な取り組みを支え、応援し続けてくださった金室さんの存在がどれほど大きく心強いものであったのかは誰もがわかっていることです。あなた方はもちろんのこと、ご家族の皆さんも心から深く感謝していることとと思います。わたし自身、感謝してもしきれないほどの力添えをいただいてきた金室さんは、わたしにとってまさに師匠です。  
 金室さんがいらっしゃらなければ実現しなかった活動は数え切れないほどあります。あなた方があの頃の活動を思い出すとき、必ず金室さんのことを思い浮かべることができると思います…。

 「桑の葉の染め物」、「桑の木の繊維の和紙」、「桑の実のジャム」に続き、「桑」を探究してきた活動の最後となる「桑炭」づくり。この体験は、探究グループが中心となりクラス全体で行うことが決まっていました。そして、そのための準備が着々と進められていきました。                                   

                                       つづく…

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