185.家族の協力

 6年生の時は、前年の4倍近くの蚕を育てていましたので、一日に食べる桑の葉の量も驚くほど多く、あなた方は桑の葉を採ることに一生懸命取り組んでいました。土日もたくさんの桑の葉や実を学校に運んでくれましたが、そこにはあなた方の家族の協力がありました。お父さん、お母さん方も、あなた方と一緒にたくさんの桑の葉や実を教室に届けてくださいました。
 6月の上旬の放課後、芽さんのお母さんは、芽さんと一磨さん、佳祐(比)さんと一緒に、栗木での桑の実採りに出かけてくれていました。
 日曜日には、卓磨さんのお母さんが、卓磨さんは朝早くからミニバスケットボールの試合に出かけていたため、千織さんと有李さんに声をかけてくださり、黒川の知り合いのお宅に桑の葉をとりに行って学校に持ってきてくれました。
 惠子さんが愛川町のおばあちゃんの家の近くで採った大量の桑の葉は、持ちきれないためお母さんが持ってきてくれました。
 あの時、家族の協力がなければ、実際にはあれだけの蚕を育てるのは難しかったと思います。教室の蚕の命は、あなた方と共に多くの家族によって大切にされていました。

 家庭で「蚕」のことが話題になるだけでも、それはあなた方の活動に大きな刺激となり、意欲の高まりにつながったと思います。「蚕」のことだけにとどまりません。学校で仲間と夢中になっていることに家族が応援してくれている…、力になってくれている…、と感じた子どもたちは、仲間との活動をより大切にしていくものです。そして、この姿勢は、仲間を大切にする心を育んでくれます。そのことをあなた方が見せてくれていました…。
                                       つづく…

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