1年生との交流は、朝自習という限られた時間の、それも1学期の最初だけというのではなく、あなた方が求めるならば、自然な流れに任せるつもりでいました。わたしの方から「行きなさい」とか「行ってみたら」というのではなく、自分たちで下級生のことを考え、必要だと思ったら行動してほしいと思っていました。そして、あなた方は、もっと交流していきたいと考えている様子でしたので、日常生活の中だけでなく、「蚕博士のお兄さんお姉さん」の時のように、学習の中での交流も考えていました。こういう機会は、1年生にとってだけではなく、むしろ6年生にとって成長に欠かせない貴重な時間だったと思います。
1年生と接するあなた方の穏やかなゆとりのある姿勢は、同学年の前で見せるものとももちろん違います。どちらもあなた方の自然な姿なのですが、下級生との交流がなければそういう自分を出すことは少なかったと思います。4月の入学式から始まった1年生との交流は、6年生のあなた方にとって、自分自身の学校生活をより楽しいものにしてくれていたと思います。
当時、1年生の先生からお聞きしたのですが、家庭数以外の子どもたちに学校からのお便りを配る時、「学校にお兄さんお姉さんがいる人はもらわなくていいんだよ」と話すと、みんな取らなくなってしまったそうです。子どもたちは、6年生のお兄さんお姉さんのことを考えていたようです。それくらい、あなた方のことを慕ってくれていたのです。何とも微笑ましい思い出です。
つづく…
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