236.最終的に18時30分ごろ窯にふたを…

 あの手づくりの竹箸をまだ持っている人はさすがにいないですよね…。               
 それぞれに個性があり、持つところも削り方によって飾りをつけたり、滑り止めなども削っている人もいて、自慢げにわたしに見せてくれた姿が何とも懐かしく思い出されます。
 寒い冬の外で食べる温かいみそ煮込みうどんを自分の手づくり箸で食べる楽しさや喜びは、竹炭焼きとはまた違った思い出の一つになりました。この日は嬉しいことに、2学期の終業式の日に体調がすぐれずに欠席していた里南さんもお母さんと一緒に参加することができて、みんなと写真を撮るなど元気な姿を見せてくれました。

 朝7時に火を入れ、竹酢液も採りながら焼き続けましたが、16時くらいになってもまだ煙の色や温度からして入り口を閉めるまでにはいきませんでした。「最後まで居て責任を持って窯の蓋を閉めたい」と言っていたあなた方でしたが、だんだんと薄暗くなってきたため帰らなければならない時間になっていました。本来ならば、これまでの炭焼きの時のように、あなた方自身の判断で閉めさせてあげたかったのですが、さすがに冬の夕方の薄暗さと寒さを考えたら限界でした。
 翌日の13時にかま出しをすることを告げ、16時40分には全員が学校をあとにしました。最終的に18時30分ごろ、金室さんとわたしで窯にふたを閉めました。早朝から一日中炭焼きをしていたのですが、わたしには何とも短く感じました。みんなで遊んだり食べたり、竹細工に挑戦したり、地道な炭焼き体験に挑戦しながら楽しく充実した時間を過ごすことができた思い出の一つです。
                                       つづく…

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