創作朗読劇のBGMとなったピアノ演奏は、大部分が利映さんと瞳さんの演奏であり、作曲もありました。雰囲気にあったステキな演奏で演出してくれていました。舞台上の照明もスポットも、音楽も、スライド映写も、舞台のセットチェンジも、一人がみんなのために、みんなが一人のために動いていました。それは、誰のためというよりも、自分のためでもあったのだと思います。
自分たちが情熱をかたむけて取り組んでいる学習や活動を、多くの人たちに伝えようと創作していたあなた方は、ただ読み上げるのではなく、伝えるための読み方、豊かな表情が無意識のうちに聞き手を意識した表現になっていました。あなた方が〝あの時〟もっていた力、表現力を出し切った創作朗読劇でした。そして、5年2組の教室で味わってきた感動の瞬間や学びの世界を少しでも知っていただくことがができた喜びが、学びを創り上げる楽しさを心の底から実感しているように見えました。その時々の思いを書き残していく大切さ、その文章に込められたまさにその瞬間の思いを自分で振り返られるすばらしさを、この時にあなた方は実感したと思います。
5年2組が発表している時、私は最初から最後まで観客席でゆっくりと観ていました。幕を開けたのは玄太さん。閉めてくださったのは山田先生でした。自分が担任をしているクラスの発表となると、たいていの先生方は心配で舞台袖にいるものなのかもしれません。この時のわたしには、そういう気もちは正直いっさいありませんでした。
この発表も「学習の過程」であるという考えで進めてきたということもありますが、心配に思うことは何もありませんでした。とにかく、あなた方の表情がよく見えるところで、あなた方が創り上げているもの、育んでいる感性を感じとりたかったのだと思います。今考えてみても、担任として本当に幸せなことだったと思います。
つづく…
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