110.全員での草木染め体験も担任は安全面に配慮するだけ

 11月に入ると、「桑の木・桑の葉」を探究しているグループの人たちから、「桑の葉による草木染め体験をみんなでやりませんか。」という提案がありました。
 10月に自分たちが取り組んだ体験を、今度はクラス全員に広めてくれる計画で、そのための準備をとても熱心に進めてきてくれていました。
 クラスでの体験が決まると、自分たちで行った草木染め体験を通して気づいた「気をつけなければならない点」や「難しい点」についても全体に伝えてくれていました。そして、グループ分けも全て自分たちで行い、各グループに1人ずつリーダーとして入ってくれていました。
 
 この時期、桑の葉は枯れていたり虫などに食われたりしていました。クラスみんなで協力して桑の葉を集め、このグループの人たちが、休み時間や放課後に全て熱湯で洗い冷凍処理してくれていました。当日の準備は全員で行いましたが、指示を出し、指揮をとったのはこのグループの人たちでした。
 担任は安全面に配慮するだけでした。もちろん支援はしていましたが、それは、草木染めが成功するための支援ではなく、リーダーとなった人たちの考えや思いが全体に広がり、最後まで責任をもって取り組めるような環境づくりを支えるだけの支援でした。どの探究グループに対しても、わたしの支援の方法は同じでした。
                                       つづく…

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