校舎4階の5年2組の教室前のベランダであれば、茂木さんを歓迎する横断幕は電車の中から見えるはずであり、何としても見ていただきたいと思ったわたしは、茂木さんがいらっしゃる前日に、「栗平の駅を過ぎたら進行方向右に校舎が見えますから…」とお伝えしてありました。この前日は、休み時間も当日に向けての準備が進められていました。実行委員からは、当日の進行に関しての細かい説明もありました。担任は、アドバイスする程度だったと思います。 あなた方には、
「茂木さんと一緒に給食を食べたい」
「黒川の駅までみんなでお見送りをしたい」
という願いもあり、自分たちで校長先生、教頭先生の所にお願いに行くことになりました。「行きたい」と希望する人がクラスの半数ほどいましたが、希望する全員に「お願いしておいで」と任せて、わたしは教室で待っていました。
校長先生や教頭先生には事前に話してありました。以前にも書いたと思いますが、あなた方の主体的な行動を支援するのが担任であるわたしの役割です。あなた方が何を求めているのか、どう動こうとしているのかを見極め、必要だと思うことは事前に動いておくことで、活動はより広がりを見せます。
予め連絡を取っている場合でも、あなた方に「こう言ってください」とか、「こう答えてください」といったことを話すことは一切ありませんでした。駄目なものは「駄目です」と言っていただければ良いですし、当然不可能なことだってあります。直接、現実を伝えていただくことで、子どもたちは学ぶことも納得することもできるとわたしは思っています。
また、わたしが見極めたものとは全く違う行動に出たり、事前に連絡しておいても、そこには行かなかったりすることも多々あります。それは当たり前のことであり、わたしの思い描くものにもっていくのではなく、あなた方のもっていきたい方向を大事にし、その中で方向性を見失わないような支援を続けていくだけでした。
つづく…
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