206.初めての炭焼きの体験は…

 10月5日、金室さんと一緒に窯出しする時がきました。 その瞬間を見ようと、ドキドキする気もちで炭焼きがまの周りに集まったあなた方。「桑炭隊」のメンバーが中心となって、おおっていた土をスコップや手で掘り始めました。
 校長先生や谷澤先生、近藤先生もこの瞬間を一緒に見ていました。前日の炭焼きの時から谷澤先生や近藤先生はあなた方の活動を見守ってくださっていて、窯から出す時、あなた方から「先生を呼んでくる!」と走って迎えに行きました。

 土を掘り始めると、
「あっ、かまが見えてきた…」
「レンガだ!」
と、興奮気味の声が響きました。
 土を取り除き、かまの入り口となっている部分に積み上げて土止めしていたレンガを一つ一つ取り外すと、ふたの開いた穴から、木のようなものが見え始めました…。
「あれっ…焼けていない…」
と、今度は小さくつぶやくような声が聞こえてきました。ふたを開けて出してみると、
「あーっ」
「・・・・・」

 あなた方の願いはかなわず、桑の木は生焼けの状態でした。ほんの一部が炭になっている木もありましたが、木の色が少し変わった程度で、生焼けでした。
 この結果にあなた方は…。
                                        つづく…

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