260.懐かしく思うと共に、きっとステキな自分に出会える…

 あなた方があの2年間で書き残してきたものは、十数冊の文集や詩集として残っています。学級通信の中にもあります。もし、「まだ持ってるよ…」という人は、自分が、あるいは仲間が「あの時」「あの瞬間」に心に抱いたもの、書き残したものを読み返してみてください。あの頃を懐かしく思うと共に、きっとステキな自分や仲間に再び出会えることでしよう…。

 書き残しておくべき出来事や伝えたい思いなど、クラスの皆が同じ機会に出会ったとしても、その時に、書きたいと思う人、書ける人もいれば、書く気もちにまでなれない人、書かない人もいました。作文や詩を書くための学習ではなかったので、それで良いと思っていました。その機会が本当に自分自身ものになったときに書ければ良いとわたしは思っていました。

 逆に、その人にとってまたとない機会であったと思った時、「今の思いを書き残しておこうよ」と、わたしは積極的に書くことを勧めていました。学校生活の中で、その人にとって特別な時間を過ごしたとき、感情が揺さぶられるような出会いがあったとき、「ぜひ書いて聞かせて」と、わたしに声をかけられたことを覚えている人もいるかもしれません。声をかけられたからといって、絶対書かなければいけないということもありませんでしたが、そういう時、あなた方は心の声を書いて聞かせてくれました。
 あの2年間、「書く」機会がたくさんあったという記憶を誰もが持っているのではないでしょうか…。わたしは、書くことでその機会が忘れない大切な思い出になるだけでなく、豊かな心を育むこと、その人の前進につながることだと思っています。
                                       つづく…

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