平成13(2001)年4月。あなた方はクラス替えをすることなく、6年2組となりました。そして、わたしは再びあなた方の担任をさせていただくことになりました。
明るく素直な、そして、自分たちの取り組みに自信を持って最後まで実現させていく〝創造力〟のあるあなた方と同じ教室で学校生活がおくれると思うと胸が高鳴りました。小学校最後の大切な一年をより有意義なものにできるよう支援していく責任を感じながらも、あなた方の発想と創造力を大切に、そして、これまでと変わらず、何よりも「過程」を大切にするという考えでいきたいと思っていました。
あなた方は確かな土台を築き上げていました。「蚕」という小さな生き物を育てる活動を核に、多様な価値を認め合いながら、形として残っているものだけでなく、目には見えない、心の中に自分たちにしか得られない大きな財産を持って5年生を終えていました。わたしもその仲間の一人でした。ですから、わたしの心にもすばらしい財産が残っていました。わたしは、あなた方に感謝していましたし、あなた方を誇らしく思って5年生の修了式を迎えていました。そんなあなた方の担任を再びさせていただくわけですから、嬉しさと共にその責任は大きなものでした。
つづく…
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