168.わたしは今、あの1年間を楽しく懐かしく語ることができる…

 5年2組での1年は、気がつけばあっという間でした。この「栗っ子が紡いだあの日々」で少しずつ振り返ってきましたが、168日(回)もかかってしまいました。あなた方は覚えていないこともたくさんあったと思います。しかし、確かな「過程」を積み重ねてきていたことは、わたしの記録にも記憶にも残っていました。 あの頃のあなた方の取り組みは、もっと合理的に、簡潔にできた部分があったかもしれません。しかし、時間がかかっても「過程」を疎かにしないあなた方の根気強い積み重ねの連続があったからこそ、わたしは今、あの1年間を楽しく懐かしく語ることができるのだと思います。

 わたしが子どもたちに期待していること、子どもたちの成長に願っていることは、あの頃も今も変わらず、何よりも「過程」を大切にすることであり、「過程」を大切にする教室の創造です。「過程」を大切にすることで「豊かな心」や「豊かな人間関係」をつくりあげていくことができる…、というのが、わたしの教師としての考え方の根底にあります。この「栗っ子が紡いだあの日々」の中でも、「『過程』を大切に」という言葉を何度も使ってきました。「蚕」の実践は、あなた方にとって長い「過程」がありました。「過程」を大切にできる集団に育ったことで、「過程」を楽しみ、そこから得られる結果への大きな心の動きを持つことができました。
 5年生の終わりを迎え、6年生になっても「過程」を大切に伸び伸びと前進していってほしいと心から思っていました。学年が変わってもまた一からというのではなく、これまでの成長を土台に、その上にあなた方らしい「過程」のある積み重ねを期待していました。

 いよいよ6年生を迎えようとしているあなた方は、一人一人が、「自分で輝こう」という、とても「前向きな心」を持っている子どもたちでした。挑戦しないで後悔するぐらいであれば、挑戦して失敗して後悔して欲しいと思える子どもたちでした。 
                            新たな1年間の始まりにつづく…

コメント

  1. モリ より:

    当時の一年間は長く感じましたねえ6年生楽しみです!